たまねぎ日記

人生どうでも飯田橋

【理系の目】ゆずソフト新作発売間隔における線形性について

 まさかこのようなタイトルで15回目のブログを書くことになろうとは思っていなかった。事の始まりは、Twitterで喫茶ステラの記事を見たことである。ご存じの通り、私は喫茶ステラに並々ならぬ不満を抱いているのだが、その反動というか、ゆずソフトの次作に期待しているのも事実である。

 そこで、私はふと気になったのだ。次作はいつ頃出るのだろうか?と。そこで、Wikipediaを参照しながら、ゆずソフトの11作品がいつ発売され、その発売間隔は何日なのか調べてみた。調べた結果、以下のようになった。

 

・ぶらばん→ExE:308日

・ExE→夏色:357日

・夏色→天神:371日

・天神→のーぶるわーくす:574日

・のーぶるわーくす→ドラクリ:462日

・ドラクリ→天色:483日

・天色→サノバ:581日

・サノバ→千恋:518日

・千恋→リドジョ:609日

・リドジョ→喫茶:630日

 

 最初は、「なんだか最近になるにつれ増えているなぁ」という感想を持った私だったが、ふと、「もしかして、これ線形近似できる?」という工学部思考が頭をよぎった。早速、Excelを利用して線形近似をしてみると、結果は下の通り。

f:id:Nerdonion97:20200604000638p:plain

 うーん。自然現象でもないのにここまで直線上に並ぶのは珍しいなぁ。ちなみに相関係数は0.88だから、かなり有意な結果とみていい。ちなみに、式は以下の通り。

 

 y=33x+275

 

 ただし、xはその作品が何作目かを表す数であり、yはその作品が前作から何日後に発売されるかを示す。

 これに基づいて、空想科学読本よろしく、未来のゆずソフト像を模索してみよう。まず、喫茶ステラの次の作品である12作品目は、喫茶ステラの発売(2019年12月20日)の671日後、2021年10月21日前後に発売されることが予測できる。おそらく、来年の夏頃には予告が入るはずだ。

 さらにその次の13作品目は、12作品目の704日後、2023年9月25日ごろ発売されるだろう。14作品目は2025年10月、15作品目は2027年11月ごろだと予測できる。ここまでが2020年代の間に発売されるであろう作品である。

 時をすこし早めると、記念すべき20作品目が2039年10月3日に発売される。30作品目は2070年4月28日。筆者はこの時73歳であるから、存命が怪しくなってくる。

 21世紀の最後に発売されるのは、第37作目で、2097年2月4日発売。第38作目は世紀が変わってすぐの2101年4月14日発売である。

 発売間隔は毎回33日づつ増えていくので、103作目で初めてその間隔が10年を超えることになる。102作目の発売は、2557年2月18日。その次の103作目はそれから10年1か月後の2567年3月12日となる。2630年代は初めて、ゆずソフトの新作が出ない10年紀(ディケイド)となるだろう。

 さらに未来を見ていくと、三千年紀(西暦2001年1月1日から西暦3000年12月31日)最後のゆずソフト作品は第139作品目、発売は2989年6月29日。四千年紀最初の作品は3002年11月24日発売だ。

 西暦7000年頃には、発売間隔がおおよそ30年に達する。この域になると、前作発売当時18歳の人間でも次作発売時には48歳。恐らくエロゲの世界からはとっくに縁を切っている年齢である。同じゆずソフトのオタクといえども、その意思疎通には困難を伴うに違いない……。「ゆずソフト新作の発売」という現象自体が30年に1度起こるか起こらないかという南海トラフ地震のような現象になり、オタク向けのニュースサイトでは「今後10年間にゆずソフト新作が出る確率は70%」というような予想が飛び交うようになるだろう。

 声優やスタッフ、絵師の続投も困難になってくる。前作収録時に25歳でも次作収録時には55歳。声優ならば一線を退いている可能性が高く、スタッフの引継ぎもままならない。30年前の技術は何も参考にならず、当時の資料は倉庫に30年間眠ったまま、あるいは破棄されている可能性も高いだろう…

 

 とまぁ、このような空想を書き散らしたが、やはり疑問なのは、「エロゲの発売間隔」という自然現象でもなんでもない現象が、なぜあんなに線形近似できるのか。という問題である。これに関しては筆者もパッと答えを思いつかないので、どなたか答えを思いつく方は

https://twitter.com/Nerdonion97

まで答えを投げてほしい。